仮面ライダーエグゼイド 第31話感想 ほか

瞬間、心、重ねて

「ヤバい」…！冗談抜きでエグゼイドが平成最高傑作なんじゃないかと思えてきた　復活した新檀黎斗、中身は全く新しくなってないから永夢達と分かりあうことは無いんだけど、だからこそあの共闘が奇跡じみてくる　やはりエグゼイドの最大の見所はライダーバトルなのだと思った。第2話から始まったライダー同士の激突は話数を重ねるごとにその背景にある事情を反映してより濃厚なものへとレベルアップしていく。毎回のバトルが前回のそれを超越していくライダー…毎回言ってますが、エグゼイドは最高です。

仮面ライダーエグゼイド 第31話 「禁断のContinue!?」

物語は前回ラストの続きからスタート　 「新檀黎斗だッ！」とのことですが蛮野がいつまで経ってもゴルドドライブと呼ばれなかったように劇中で新檀黎斗と呼ばれることは無いでしょうな。個人的には新黎斗（しんくろと）の呼び方がゴロ良くて好きなので使っていきたいです　さて新黎斗、生前（？）は究極のゲームを作ることを目的にドクターズにバグスターをけしかけていたわけですがもうその必要はなく、当面は自分を裏切ったパラドに復讐することを目標に利害が一致するドクターたちに協力する姿勢を見せ…てないなこれただ利用してるだけだ。

最初のバトル（vsチャーリー、パラド）は土管のシーンに全部持ってかれた感ありましたがマキシマムゲーマーの腕はめちゃ伸びる、ゲンムレベル0に触れたバグスターはレベルが徐々に下がる、パラドクスのウラワザはパーフェクトノックアウトの力だけでも発動可能などなかなかの情報量でした　バグヴァイザーIIは基本的にポッピーが管理している（変身後のゲンムが装着していない）ことも判明しましたね。まあそうしないと新黎斗のやりたい放題だし

で、新黎斗の新ショートコントたるコンティニュー機能はα版たるプロトマイティアクションXオリジンガシャット（長い）にのみ用意された特別機能らしく99の残機があるとのこと　ここで気になるのは99の残機を使い果たした場合にどうなるのか？ということ。セオリー通りならクレジットを使い果たした時点でゲームオーバー、コンティニュー不能になるのでしょうがそれによりプロトガシャットに記録された変身者のデータが消えるとは説明されてない　つまり黎斗（生前）が命をデータとして保存する技術を開発した時点で劇中世界ではある種の「永遠の命」が実現されている可能性があってそうなるとドクターたちの存在が根本から揺らいでくる。まあこの辺が今回描かれた永夢と新黎斗の対立の軸なんだけど結論は先延ばしにされたので是非とも描き切ってほしいところ。

前回倒したモータスのガシャットロフィーはなんと飛彩が持ってました。最初は仮面ライダーがバグスター倒してもクリア扱いになるのかーやっぱルールガバガバだなぁとか思ったんですが思い出してみると前回はCM明けたらモータスは既に倒された後でありその最期は描写されてない　つまり飛彩がタドルファンタジーを使っていたのは最初だけでトドメを刺すときにライドプレイヤーに変身したと考えれば辻褄は合うんですがそれならそれで別に説明されるべきだよなぁ…とも思ったり。ライダーたちは既に倒したバグスターのことなんか眼中にないのでこの件の真相は闇に消えるかも

大我のいう「もう一人の白衣を着てないお前が--」というのは春映画に出てたトゥルーブレイブ飛彩のことではなくただレベルの高い比喩だったんですねw　これちょっと騙されましたが大我先生もとい脚本家のワードセンスには敬意を表したいところ。患者＝人類を救う（永夢）、恋人を蘇らせる（飛彩）、バグスターウイルスを根絶する（大我）、ゲームマスターに逆らう者は許さない（新黎斗）と目的は見事にバラバラなのに全員が協力してゲームに挑んでいく展開面白すぎるぞほんと

 前々回あたりから予想されてた「ポッピーの宿主は黎斗の母親」が確定した今回、根本から反りが合わない永夢と新黎斗の橋渡しをしたのもまたポッピーでした。今回の主人公は間違いなく新黎斗だったけど演技が一番光ってたのはポッピー役の松田るか氏じゃないだろうか　CRの人間が自分以外の誰一人、黎斗を受け入れられないことの辛さとか表情と声から凄く伝わってきたし対パラド戦で黎斗の頬を撫でるシーンとかママみもとい母性がほとばしってた　

 クライマックス、パラドクスVSエグゼイド＆ゲンム。パラドクスがデンジャラスゾンビガシャットを使った理由は特に説明されませんでしたが使用者であるパラドクスにも相当負荷があるような描写、また第23話でパラドが黎斗を消滅させるときにもゾンビのウイルスを植え付けていたことからレベルXのガシャットは現時点でのバトルでも一線で活躍できる程に強力なシロモノなんでしょうな。

「ポッピーは削除させない…彼女は私が生みだした命だ！！」

 中盤、永夢は「貴方に命の大切さは分からない」と言いました。黎斗は決して命を軽んじていたわけではなく、命の儚さを知っているからこそ自らのゲームでそれを乗り越えようとした。恐らく相当な苦労、葛藤があったのではないでしょうか。人々を魅了する究極のゲームにはスリルが付き物だが人間の命は一つしかない。ゲームの世界の住民ならば永遠を生きられる—ゲーム開発者としては過剰なほどに命と向き合ってきた黎斗、その黎斗にとって自ら開発したゲームとそのキャラクターは何よりも尊いものだったという答えは見事でした。悪く言えばこれまでの黎斗は自分の才能に酔った狂人でしかなく、そんな奴が味方サイドにいるのは面白くはあってもあまり気持ちのいいものではない。パラドもそうですが、味方なら味方、敵なら敵なりの明確な信条を語る姿はいつだってかっこいいものです

永夢と黎斗のダブル変身！マイティブラザーズが使えない今こそ、この奇跡の並びを実現させるにはこの上ないタイミングだったんだなぁと…「これが見たかったんだよ！」という視聴者のワクワクを何歩も先取りしていく製作陣には好感しかない…バトルの内容はまさに第14話で見た「マイティブラザーズXX」の正統進化系とでも言いましょうか、ブロックを破壊しながらステージを縦横に駆け回りアイテムを集め、仲間と連携して敵を攻略するエグゼイドらしいバトルで見てて鳥肌だったよ…CGとか頑張って作ってるんだろうなぁ…眼福眼福。

そんなこんなでCRのみんなも黎斗の利用価値を分かってくれたところで今回は終了。各ライダーにお近づきのしるしもとい「神の恵み」を用意していたあたりやっぱり反省して…ないな。絶対。

 次回　ブレイブ&スナイプのレベル50同時変身、ゲーマドライバーで変身するゾンビゲーマー登場、そして満を持して仮面ライダークロノス登場とまさに総力戦。クロノスといえば予告の感じでは黎斗じゃないっぽいですが いったい なにもの なんだ…

宇宙戦隊キュウレンジャー Space.14「おどる！宇宙竜宮城！」

前回の熱い友情回から一転、朝からとんでもない物を見せられた気もしますが真顔で踊るナーガとかラッキーとスパーダが何回も穴に落ちる仕掛けとかは結構面白かった。今回いちばんやらかしたのはガルじゃなくて適当なキュータマ送りつけたショウ司令だったよね？

地球人もわりかし贅沢してるんだなぁというか、地球が支配されてる設定では珍しく地球人の暮らしぶりが多く描かれてるように思うんだけど毎回けっこう普通っぽいんだよねw　まー現実の地球人も資源が掘り尽くされてることに気づきながら消費を抑えることを知らないし、世界の終わりは突然やってくるってことなのかな。

ラプターも言ってたけど最後の2択でガルが青のボタンを選択したのは少し驚き。ガルはラッキーに依存してるところがあったと思うのですが徐々に自立してるのが垣間見えて嬉しかった　そしてラストシーンで100年も老けてしまった不幸な人もとい機械生命体・バランス。100年老けるのは機械生命体とはいえやばいのでは…まあ本人があげぽよって言ってるしいいか。いいのか…？

キラキラ☆プリキュアアラモード 第15話 「愛ゆえに！怒りのキュアショコラ！」

ジュリオは回を重ねるごとに印象を下げていってる気がする笑　男だから味方になったとしてもプリキュアになれないという宿命を背負ってるだけに、落ち着くところに落ち着いた後は使える助っ人として有能さをアピールしてほしいのだけれどちょっと天然出てるよね　ギャップ萌えなのか？30分前の枠には檀黎斗という前例もあるし前半でとことんクズっぷりをアピールしてから味方になるのも今の時代はウケるのかもしれない…？　さて「愛ゆえに！怒りのキュアショコラ！」というサブタイ　「私たちは憎しみではなく、愛で戦いましょう」とは7期前のプリキュアの名台詞ですが愛ゆえの怒り…なるほど。あきらの戦いの原動力は愛であり、愛ゆえの怒りの炎を燃え上がらせることで力に変えるのだと　それは憎しみと表裏一体な気もして怖いのですが戦いが終わればあきらさんの目にはいつもの優しさが戻っててひとまずは安心しました。それとみくちゃんは超可愛かった。特に身長差少ないひまりと同じ画面に並んだ時の可愛さったらやばかった　最終回付近でまた出てくるだろうけどもう少し近いタイミングで出てきてほしいところでもある。そういや水嶌さん今回出てこなかったね　準レギュにはなりえなかったか惜しい

以上です！そういえばときめきクライシスガシャットとバグルドライバーII買いました笑　プレイバリューは凄まじく高くてこの2つを買えばライドプレイヤー含めた3人のライダーに変身可能になるほか「ポーズ！」で時間を止めてる間に必殺技を連続発動して「そして時は動き出す…」遊びができるので最強のライダーになった気分に浸れます　こんなに楽しいならバグルドライバー（紫の方）も買っておけばよかった…

Twitter→メルヴ (@mellvit3003) | Twitter