この終わりなき片付けとの格闘記。

ニチアサ感想や日々思ったことを綴っていきます。

仮面ライダーエグゼイド 第39話感想

f:id:mellvit:20170717132059j:plainこの手の中 選ぶべきLife

 

仮面ライダーエグゼイド 第39話「Goodbye 俺!」

ニコのゲーム病を治すためにゲムデウスに辿り着く必要があって、その為に残った上級バグスターを倒さなきゃいけないのは分かるけど順序としてはグラファイト→パラドと倒した方がエグゼイドの戦闘回数増えるし効率的じゃね?とか思ったんですけどクロノスの超いじわるな2択!を迫られた永夢にしてみればどのみち避けられないパラドとの決着は早い方がいいよなって感じの第39話 もう39話なのか…しかしここまできてグラファイトの扱いがイマイチ微妙ですね。ゲムデウスの培養が効いてきてポーズ中も動けるようになったのはデカいと思いますが他のプレイヤーとの連携が無いとパワーで負けてしまうのが辛いところ ゲムデウス召喚の贄として普通に倒されてしまうのではあまりにもあんまりだと思いますがクランクアップを覆してまで復活して現在まで生き残ってるので近いうちにスゲエ活躍するのでは!?と僕の中で勝手に期待が膨らんでいくこの頃 今回の感想は「つらい」の一言に集約できそうなので以下の駄文は暇な方だけ読んでね

 

 飛彩「この調子ならもうすぐ退院できそうですね」

前回からそれなりに時間経ってるのかもしれない 次回スナイプ登場は確定してますがずいぶん戦線復帰が早いですな。さすが天才外科医の鏡先生、「研修医→永夢」、「無免許医→花家先生」はクリアしたので残るは「監察医→貴利矢」だけだね!とか喜んでたらあっさり無免許医呼ばわりに戻ってしまった ドクターの中じゃ「無免許医」だけ明らかに不名誉な呼び方だし衛生省も大我の仮面ライダーとしての功績を評価して限定で医師免許再交付とかしてやれないのだろうか…って前回も言いましたねこれ

パラドとグラファイトの二人旅をいちいち邪魔してくるクロノス空気読む気ゼロで笑える あくまでパラドだけを狙ってるようだがグラファイトまで消してしまうとクロニクルの上級バグスターがいなくなってつまらなくなるとか考えているのか。邪魔と思えば絶版にする正宗のことなのでいつ「そして誰もいなくなった」になってもおかしくないですが

前回グラファイトにゲムデウスウイルスを喰らっててそれを除去する描写も特に無かったのに今回普通にポーズを使ってたのはゲームマスター特権でウイルスをそのままニコのガシャットに転送したとかそういうことなのだろうか…前回の大我の一件もそうだけどいちいちグラファイトが面倒の遠因になってしまってるのがなんとも。クロノスのクズっぷりが凄まじいから全然大したことないけど!

ムテキに2回も完敗を喫しているのにしぶとく生き残ってるクロノス、正直何でまだ生きてるのか謎ですが…これで最期は普通にムテキのキック喰らって散ったら今までの戦いは何だったんだってなるのでどういう最期を遂げるのか楽しみです。というかいつまで生き残るんだ…?夏映画予告に未だ姿を見せていないクロノスですがそんな正宗社長を介して夏映画の伏線が始動!ライダークロニクルの海外展開に協力するマキナビジョン社とその社長ジョニー・マキシマの存在が明るみに。前情報が少ないので拾えるものは拾っていきたい

そして今回のメインだったパラドですが本当に最期まで可哀想な奴だった

 「仮面ライダークロニクルの主人公は俺なんだ…」

今回一番印象強かったのはこの台詞。バグスターの最終目標は人類に取って代わる世界の支配者になることですが率直に言って人間ひとり消すのもやっとというペースでは非現実的な目標なのは明らか。多分パラドもそれは分かっていて、周到な準備の元ライダークロニクルをスタートさせた最大の理由はやはり永夢との戦いを楽しむことであり、悪役ぶってたのも患者のことしか頭にない永夢をその気にさせるための芝居だったと言ってもいいかもしれない(ただまぁクロノス登場前の段階では永夢さえ倒してしまえばパラドクスに勝てるライダーはいなかったので人類殲滅は永夢と遊んだ後の副次的な目標として捉えていたんでしょう) 永夢に感染した16年前のあの日から散々頑張ってきてやっと遊びの舞台を整えたのに、ゲンムは復活するわ急にしゃしゃり出てきたクロノスには覇権を握られるわ仲間は殺されるわでストレスと恐怖が限界に来てたんだと思う…掴めない言動が多いキャラの本音がここにきてやっと出た感じがしてちょっと同情してしまった

永夢 「別にお前の心配はしてないよ」

しかし対する永夢先生は「仮面ライダーである前にドクター」という確たる信念を持っているので平成ライダー主人公の中でも理不尽な2択に対する決断が早い!パラドの心配してないなら大層な回想シーン用意してまで自分語りをした意味は…?というと、これからパラドを仕留めるにあたって己の中で覚悟を決める最終作業だったのかと。パラドと永夢の心はシンクロしているので、パラドと対峙したときの永夢にはパラドの死の恐怖が手に取るように分かっていた(と、次回予告の台詞から推測)。もう一人の自分であるパラドを手にかけるのなら、せめて彼が今から感じる恐怖—かつて自分が味わったものと同じ—をはっきり思い出す。それを相手に味わわせる覚悟が自分にはあるのか?

永夢はハイパームテキの力をいかんなく発揮しパラドをいなす。あえて無慈悲なやり方で。パラドが心身ともに傷つけば傷つくほど、永夢にも同じ苦しみが伝わってくることを知っているから。度し難い悪だった檀黎斗を倒すことすら踏みとどまったあの永夢が初めて「殺す気で」戦う。永夢はマキシマムゲーマーの状態でパラドとレベル99同士で戦ったことがあってあの時もかなり本気だったとは思うんだけど、「レベルは同じなのだから自分にも勝機はある。絶対に負けられない」のではなく今回は「ムテキだから絶対に勝てる。そして自分はパラドを殺す」という心構えなので色々と違う。変わっていないのは「最優先するのはいつだって患者の命」という信念のみ

新檀黎斗「クロノスのガシャットを壊せば患者は治る!これで満足だろう!」

黎斗が何故そのことを知っていたのかちょっと謎だがクロニクルのガシャットを開発したのは黎斗なので消滅者のデータのセーフティには精通していても不思議ではない。問題なのは永夢がこの情報を聞いてもなお、パラドに攻撃を加えることをやめなかったということ。黎斗の言葉を信用しなかった、のは恐らく違う。夢のない話をすると次回予告にエグゼイド出てきてるのでこのときの永夢には変身能力を取り戻せる確信があったのかもしれないけど、それにしてもわざわざパラドを一旦消すステップを踏む以上相応のリスクがあったわけで永夢の覚悟が見て取れるんですよね。ここまで芯がブレてない平成主人公も珍しいのではないか くどいようだが今回の戦いはゲムデウスに辿り着くまでのステップではなくパラドにトドメを刺すことに意味がありそれこそが目的だった。この戦いを傍観していたのは新檀黎斗とポッピーの2名だったが、その場にクロノスがいたとしても永夢はパラドを倒すことを優先しただろうと思う 

29話の感想で「邪悪だけど根は無邪気なゲーマーであるパラドをただ力でねじ伏せていいのか」的なことを書いたけど実際は本当に、本当にただ力でねじ伏せた。なんというか…これで終わりではあまりにもあんまり(2回目)なので次回をただ待つことしか僕にはできない

 次回…!残された4人のゲーマドライバー適合者とクロノスとの戦い!「残された者たちの戦い」はいつだって熱いものです。そしてもはや使われないと思われていたマイティブラザーズXXガシャット、バグルドライバーII最後の機能「リセット」の発動!だいぶヤバいことになりそうですが唯一「パラドがどうなったのか」は示唆されませんでした…「次回予告の巧さ」がエグゼイドの面白さを支えてるのは明白だと思う

 

あと古い話題ですが神の恵み受け取れました。

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メルヴ (@mellvit3003) | Twitter