この終わりなき片付けとの格闘記。

ニチアサ感想や日々思ったことを綴っていきます。

仮面ライダージオウ 最終話「2019:アポカリプス」

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この写真めっちゃお気に入り

 

や〜〜〜〜〜〜令和始まりましたね!!

 

みどころとプロデューサー・監督コメントをご紹介!|ニュース|仮面ライダージオウ|テレビ朝日

 

これは1年前の製作陣コメントですが、この頃から作り手側の目指すものは一貫していたのだと分かります。ジオウが終わるのと同時に平成も終わり、20年のライダーの歴史は過去になる。『ディケイド』で新たな時間を与えられた彼らにとって幾度目かの、しかし明確な「終わり」が訪れる。

レジェンドの再登場をはじめとしたアプローチでその魂を再び燃やしつつも、

「俺たち平成ライダー!生涯現役!まだまだ暴れるぜ!」ではなく、現在を担うジオウにただその背中を、足跡を受け継がせる。「ライドウォッチの継承」とはそういうことだったんだと思います。

旧番組から新番組へ変わるとき、よく「バトンを渡す」とか「タスキをつなぐ」とか言いますがまさにそうで、いわばジオウは1年間通しての「バトン渡すシーンのみ名場面ピックアップSP」だったと言っても過言ではありません(過言)。バトンを渡す瞬間、その前後にほんの少しだけ、2人の走者が共に走る時間があります。どちらが立ち止まってもリレーは上手く繋がらないでしょう。バトンが渡ったら、役目を終えた走者は後は見守るだけです。受け取った方は振り返らず、全力で走るだけ。次へ繋ぐために。

…みたいなことをもう誰かが言ってる気がする。多分

 

平成ライダーとは何だったのか。

平成ライダーとは特撮ヒーロー番組であり、歴史であり、記憶であり、体験であり、瞬間瞬間を必死で生きた人々の努力の結晶であり、叱咤であり、愛である。

ムック本や光学ディスク数十枚を渡したところで伝えきれるものではないのです。でも足跡を全部引き継ぐのって無理だし、その必要もない。だってリレーってそういうものだから。手渡されたバトンだけを、責任持って次に繋ぐ。それだけ考えればいいんだから。過去作見てなくたっていいじゃない。大事なのは「今」なんだからさ。

 

……ってか冬映画のときも夏映画のときもそうだったけどついつい平成ライダー総括感想みたいな記事になっちゃうのよくないな!?ちゃんとエピソード単体の感想書きます!!

えーっと、エグゼイドのマキシマムゲーマーでてきて興奮した。ダグバのスーツがめっちゃ綺麗でエロかった。鎧武パインの起用は謎だけど面白いからまぁ良し。「最後のライダーキックは初期フォームで〆る」近年のトレンドをブチ破ってくれたのでよかった。

オーマジオウの正体が判明したようでいてまだ様々に解釈可能なのがよかった。最終話にシークレットゲストを僅かながら期待していたけどそこはまぁ別に残念ではない。スウォルツ氏の怪演はもっとはっちゃけてくれてもよかった。仮面ライダーツクヨミの渾身の一撃が結果的にあんま意味無かったっぽいのは可哀想だった。最後までディケイド意識した演出を入れてくれたのが嬉しかった。あとディエンドがディケイドに銃口を向けるエンドじゃなくてよかった。

ゲイツ押田くんの演技は最後まで素晴らしかった。アクターの縄田さん含めてゲイツというキャラクターは本当にこの作品に不可欠な要素に育ったと思う。

Q.「仲間が死ぬ歴史を破壊して作り変える」という結末は「醜い平成の歴史を否定しリセットする」クォーツァーのやり方と大差ないのでは?夏映画で凸凹の平成を肯定したのにこの結末はおかしいんじゃないの?

A.ソウゴは世界を良くするために王になりたいと願った。「良くする」については概ね達成できたが良くする対象であるこの「世界」というのが、ゲイツツクヨミがいない今もはや壊れているも同然だった。人間の自由のため戦う仮面ライダーとして今回のリセットは道義にも反していないし(Vシネマ予告を見る限りスウォルツも復活させている)、何よりソウゴは平成が醜いことも、令和が醜くなることも分かってるから。それを無理に修正しようとすると歪みが生まれるから夏映画ではISSAを粛清したけど、今回の修正は誤差の範囲内。たぶん大丈夫。絶対後でしわ寄せがくるけど

Q.夏映画の時間軸は!?真の最終回じゃなかったの!?!?

A.それもまた瞬瞬必生!!!!!

 

 

そんなわけでジオウ最終回感想でした。いや〜〜〜1年間マジで楽しかったっす。ゼロワンも楽しみっすね。今日からは令和の民として俺も生きる。

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あーあとファイナルステージの福岡公演当たったんで見てきます。久々の福岡ということもあって楽しんでくるゾ〜