この終わりなき片付けとの格闘記。

ニチアサ感想や日々思ったことを綴っていきます。

ネットで買ったX JAPANのBDが海賊版だった

どうもメルヴです。

この記事は公開すべきか迷ったんですけど…自分自身とても驚いているのと同時に少しでも周知した方がいいなという考えに至ったので公開します。大して面白い記事ではなくて、焦ってマヌケな失敗をしたのでみなさん注意しましょうみたいな話です。

 

先日、某フリマアプリでX JAPAN『The Last Live 完全版』Blu-rayを購入したのですが、結論から言うとこれは海賊版でした。

 

  

↑届いた直後の私のツイート。この時点ではまだ偽物だと気づいてない。

哀れなことに、買った時点では海賊版の存在を疑いすらしてなかったんですよね。なぜか支払いまで済ませた後に気づくという

 

 で、一時は「本物らしい」と誤解してしまった理由がこちら。

 

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これは我が家のPS4の画面です。PS4Blu-ray Discを読み込むと(例外もありますが)、タイトルと一枚絵が表示されるようになっています。

個人的に映像を入れただけのBD-Rとか粗悪なコピー品であれば、そのまま「BD-R」とだけ表示されてもおかしくないのですが、後述の理由によりこれはコピーガード等も含めて複製された精巧なコピーなんじゃないかと。

 

以下、真相編。

悲しいことに本物を持ってないので比較画像は用意できないのですが…amazonの商品ページ(←リンク)に表裏の綺麗なパッケージ画像がありました。

ついでに確認してもらえると分かるのですがこのBlu-rayは現在プレミアがついており、店で中古を買おうとすると2万円前後します。ツイートにも書きましたが、私が購入した価格はその半分くらいでした。

 

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注:「海賊版」等の文字は筆者が編集で加えてます。以下同じ

パッケージ表。パッと見、怪しい箇所はなし。右上のBlu-ray Discロゴなんか印刷が鮮明で、これが単純にスキャンして印刷した物なのだとすればその精度にほとほと驚かされます。

 

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パッケージ裏。判別ポイントその1。右下に商品バーコードが無い点については、このディスクはもともとBOXセット商品の一部であったことが予想され、これだけでは海賊版であることの根拠にはなりません。

注目すべきは下部のディスク情報が記された欄の文字、そのフォント。似せてはいますがよく見ると違います。一箇所、右の写真で下線を引いた箇所に明確な誤字があります。

 

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ブックレット(歌詞カード)。印刷がよく見ると鮮明ではないんですが普通に読めるので「こんなもんか」と納得できなくもない。

 

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ディスク表面。なんか印刷が…アレですよね…。正直、届いてまず開封した時にここで疑ったんですがこれも「こんなもんか」と思えなくもないレベル。いやこんなはずはないんだけど。

 

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ディスク裏面。判別ポイントその2。ネットの情報で「本物は盤面が銀色だがコピー品は黒」というのを見かけて、確かに普段買ってるようなBlu-rayのよく見る裏面(右の写真)とは違うなと。

 

 買う前にこういう下調べをちゃんとしていれば、フリマアプリの商品写真からも判別が可能だったと今では思います。しかし届いてから気づいたんじゃ時すでに遅し…

 

 どうしよう!!って焦りましたね。掴まされたな、と。「同じ値段でネットに流せばいいじゃん」って一瞬マジで思いました。だって多分バレないもん。上に貼ったような写真を添付して、「PS4で再生確認しました。」の一文でも付け加えれば素人は多分騙せる。自分がそうされたように。

 すぐに思いとどまりましたけどね。海賊版だと知って転売することは明確な犯罪ですし。

出品者に返品することも考えましたがやめました。もう受取評価をしてしまっていたし、(まぁ…値段を考えると先方も偽物であることを悟った上で出品したのではと邪推してしまいますが)話し合いが泥沼化するのが面倒でした。買った私にも責任はありますし、、。

 

今回一番ビックリしたことは最近の海賊版はかなり精巧に作られているということです。それこそスマホで撮った写真程度じゃ容易に判断できないし、実物を見ても本物とよく見比べないと分からない。

しかも悔しいことにBlu-rayの中身については恐らくほぼ完璧なコピーなんじゃないかと…ライブは最後まで問題なく観られましたし、トップメニューの挙動とか本編が始まる前の注意(無断複製しないでね!というアレ)まで再現されてましたから。

 

とはいえ、今回はフォントで判別できたので所詮デッドコピーなんですけどね。

これは憶測ですが、恐らくフォントも含めて本物と寸分違わぬコピーを作ることも技術的には可能なんでしょうけど、コピーを作る人が敢えてそれをしてないんじゃないかと。

作ったコピーは流通させなきゃ意味が無いはずで、流通させる業者は「海賊版の適正価格(この表現が適正かどうか分かりかねますが)」でそれらを本物と区別して取り扱う必要があるんじゃないかと。そのためにわざと見分けるポイントを残しているのでは。

せめて完璧に騙してくれれば…なんて気もしますが、それでは本物の価値に傷がつくので尚更困る。

 

goagle.hatenablog.com

 

わ〜〜ってなって色々調べてたら、どうやら私の愛する戦術音楽ユニットのライブBlu-ray海賊版が出回っているというではありませんか!!なんてこった……。

このBlu-rayは私も持ってますが、初回盤にはフォトブックが付いてくるんですよね。新品の初回盤はもう入手しづらいのかも。にしても悪質です。。。

 

今回、掴まされた原因としては、

海賊版が流通していることをそもそも知らなかったこと。

・相場より安い価格に釣られて、他の購入者に先を越されないようにと焦って購入してしまったこと。

今後、掴まされないための対策としては、

・できるだけ店で実物を見て買うこと。

・どうしてもネットで買う場合は海賊版についての知識をつけておくこと、出品者が信頼に足るかどうか見極めること。安い値段に釣られないこと。

 

って…書いてて自分で悲しくなりますがこんなのインターネットの初歩の初歩ですよね。消費者庁とかそれらしき機関がよく広報してるアレですよ。STOP海賊版!みたいな。んなモンわかってるっちゅーに、と思ってたけど実際騙されましたからね。インターネットは本当に怖い

  

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で、、、これはどうしようかなと。悩んだんですが、記念に(???)持っておくことにします。悲しいかな、再生する分には本当に問題ないので(観るたびに後ろめたさを感じるでしょうが)。私が持っておくことで他の人が同じ思いをしなくて済むかもしれないし。せめてこうしてネットに晒されることで世の中の役に立ってくれ。

 

というかねー、、。本音を言えば公式にも再プレスかけてほしいんですよ。あらゆるオタク・コンテンツに言えることですけどね。生産をストップすることにはそれなりの理由があるはずで(採算の問題、あらかじめ決められた数しか生産されなかった、等)、とやかくケチつけたくはないんですが、かといってあるかも分からない再販に期待して待てる余裕のあるファンばかりではないと思うので。

 

この記事もどれだけの人の目に届くのか分かりませんが、Xはファンに対して誠実なバンドだと思っているので、望む声が大きくなればいつかは…と願ってやみません。 

いつか正式に再リリースされたらね、その時は大手を振って買いますよ。新アルバムも気長に待ってます…。