この終わりなき片付けとの格闘記。

ニチアサ感想や日々思ったことを綴っていきます。

双動 仮面ライダーW サイクロンジョーカー レビュー

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街の涙を拭う二色のハンカチがお菓子売り場に登場!

 

2月ですが明けましておめでとうございます。新年一発目の記事はバンダイ キャンディ事業部の衝撃作、「SO-DO CHRONICLE 双動 仮面ライダーW」より基本フォームの「サイクロンジョーカー」をご紹介します。

  

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パッケージ。「エグゼイド」の頃に展開が始まった新感覚の仮面ライダー食玩フィギュア「装動」からさらに派生する形で、放送が終了した過去作のライダーがリリースされることになりました。記念すべき第一弾は漫画『風都探偵』も連載中の人気ライダー「W」。

「装動」シリーズは「ボディ」+「アーマー」のように、基本的に2種類のパッケージを揃えてはじめて一体のフィギュアが完成する(たまに2種類以上必要だったりもしますが気にしない!)仕様で、対応するパッケージ同士を並べるとなんとなく絵柄が繋がるようなデザインになっているのですが、今作でもそれは継承されていますね。

 

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裏面はほぼ同じ…Wの決め台詞がしっかり記されています

ラインナップは全6種で、全部集めると「サイクロンジョーカー」の他に「ファングジョーカー」「仮面ライダージョーカー」を完成させることができます。ジョーカー率が高すぎる。 

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中身。ジョーカーの方は台座が付属する関係で内容物が多いです。左上に見えるのはあまり期待できないガムです。

 

では組み立てていきましょう

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パチ組み(シールを貼っていない状態)。一部パーツはランナーから切り離す手間こそありますが、もともとWはシンプルなデザインのライダーなこともあって、この時点で既にカッコいいですね。
「装動」シリーズをある程度買ってる者の意見としては、「目」が塗装されていることが非常に画期的です。最近のライダーは「目」のデザインが複雑で、「エグゼイド」「ビルド」「ジオウ」では「目」にあたる部分にシールを貼る必要がありました。「目」は特に重要なパーツなので、シール貼りをミスると凹むんですよね。。。

 あと見えづらいですがマキシマムスロットが塗装なのもポイント高い。

 

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こちらがシールを貼った状態。貼った部分は胸、手首、足首、変身ベルト「ダブルドライバー」本体とベルト部のみです。シールが少ないことはすぐに遊べることとイコールなので嬉しいポイントですね。

グレーのアンテナパーツとマフラーは軟質素材です。

 

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ちなみに、アンテナパーツはサイクロンとジョーカーの箱に同じものが入っているので必然的に一つ余ります。予備にしましょう

 

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「装動」エグゼイド、「創動」ビルド、「装動」ジオウと並べて。

 

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エグゼイドと比べると小さく見えるのは首の接続方法と体格の違いからでしょうか?

同じくバンダイのキャンディ部が展開している「SHO-DO」(自分はスカイしか持ってません)とはそもそも素体が異なるので差が目立ちます。

 

アクション。

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可動は食玩としては異常なほどに優秀で、手首や腰も動くのでWらしい繊細な表情付けが可能。

 

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手首パーツは右手2種、左手3種が付属するので…

 

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変身完了時のポーズや、

 

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「おま罪」もちゃんと再現できます。

 

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特徴的なマフラーは基部で360°回転可能。

 

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首もちゃんと動きます。…既にお気付きの方もいらっしゃるでしょうが、首パーツのみ左右の色分けがされてません。シールも無いので、気になる人は塗装しましょうって感じです

 

さて、首パーツの話題が出たので…この商品最大の魅力(と、個人的には思っている)「ジョーカーエクストリーム」の再現をお見せします。

 

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仮面ライダーW真っ二つに割り左右に分割し、

・分割アンテナパーツ

・分割ダブルドライバー

・分割首パーツ

・ジョーカーボディ補助パーツ

を、それぞれ対応するパーツと取り替えることで…

 

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!!

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!!!

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ジョーカーエクストリーム!!!!

仮面ライダーW第1話で視聴者の度肝を抜いた必殺技が完全再現可能です。付属の台座でディスプレイできちゃうのもポイント高いよね。見栄えを気にする人は持ってる他の台座を使うといいんじゃないかな。

 

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ちなみに…分割首パーツを使って仮面ライダーWを完成させると見栄えがちょっぴり変わりますが、代わりに首の可動が死にます。

 

ブンドド。

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ネットムービー「[裏技] 仮面ライダーゲンム Part. II レジェンドゲーマー・ステージ」における、エグゼイド パックアクションゲーマーとの戦いを再現。

ムービー公開当時は「SHO-DO」シリーズの仮面ライダーWと戦わせることがスタッフブログで推奨されていましたが、2年越しに同規格での参戦が叶いましたね。

 

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怪人軍団に苦戦するジオウ、ビルド。

 

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???「ったく、街が騒がしいな」

???「いつか見た指輪の世界みたいだねぇ」

戦兎・ソウゴ「!?」

 

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吹き飛ぶ怪人たち。

 

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戦兎「ブロッキング高気圧?…いや違う」

 

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戦兎「緑の、ライダー?」

 

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ソウゴ「黒の、ライダー…」

 

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翔太郎「どっちもだ。俺たちは仮面ライダーW。極めてハードボイルドな…街の守り人さ」

 

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フィリップ「一つ訂正がある。僕たちは二人で一人の仮面ライダーだ。しかしハードボイルドというのは—」

翔太郎「おっとフィリップ、挨拶は後だ。先輩の風格ってやつを、見せつけてやんねーとな」

フィリップ「先輩風、のことを言いたいのかい?ハーフボイルドな君らしい」

翔太郎「な…ッ!!?」

 

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ソウゴ「よく分かんないけど、なんか行ける気がする!」

戦兎「あぁ。仮面ライダーが3人…勝利の法則は決まった!」

翔太郎「懐かしいな、この並び。街を泣かせる悪党め…」

「「さぁ、お前の罪を数えろ!!」」

 

…というやりとりがあったかどうかは…劇場版を観て確かめよう

 

 

以上、双動 仮面ライダーW サイクロンジョーカーのご紹介でした

率直に言って、食玩としてはバケモノ級の出来の良さです。「仮面ライダーW」は放送終了から時間が経っており、また人気も高いことからより出来のいいフィギュアは多く発売されているのですが、合計1000円以下でここまで動くサイクロンジョーカーが手に入ることは子供たちはもちろん、高額なフィギュアを購入しないファン層にもかなりの恩恵だと思います。

反面、惜しかったと思うのはラインナップの配分です。この「双動 仮面ライダーW」は一般流通の「サイクロンジョーカー」「ファングジョーカー」「仮面ライダージョーカー」と、プレミアムバンダイ通販限定の「ヒートメタル」「ルナトリガー」「サイクロンジョーカーエクストリーム」を販路を分けて発売する、という商品展開なのですが、これにより一般流通分だけではせっかくのフォームチェンジギミックが活かせないという、商品のコンセプトからほとんど逸脱した欠陥を生んでしまいました。

 勿論、デメリットしか無いわけではありません。「ファングジョーカー」「仮面ライダージョーカー」はどちらも人気の高いフォームですし、通販まで使って全種揃えようと思わない人はそもそもフォームチェンジギミックを必要としていない、というのも一理あります。

これについては…仮面ライダーWという、フォーム数のバリエーションの少なさと、特殊形態(ファングジョーカー、ジョーカー)の人気から生まれ得たジレンマですね。「SO-DO CHRONICLE」は第二弾として「電王」が企画されているようですし、Wだけで出荷時期を二度に分けて一般流通で全フォーム揃えるというのはスケジュール的に厳しかったのでしょう。ただ個人的には…基本フォームのヒートメタルとルナトリガーは欲しかったな。

まぁ装動のジオウと並べられる、しかもジョーカーエクストリームの状態で飾れるWが手に入ったことは文句無しに嬉しいので半分こ怪人にして飾っておこうと思います。